お墓を守る人がいない、お墓のある場所が遠くて行けずに檀家をやめる人のための墓じまい。

檀家をやめる方法と正しい墓じまい方法を解説!!

檀家

檀家離れで寺と僧侶が完全消滅する日

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檀家離れでお寺の存続は難しいと言われていますが、外車に乗る僧侶も目立ちます。

お寺の檀家の数が減少し、経営難になっている住職は、

辞めるか副業をしないと食べていけないのが実態です。

檀家としては、何が義務で、不要なものは何かを書いています。

 

1.檀家の数が減少し経営難になっているお寺の実態

経営難になっているお寺の墓

①檀家の数が300軒より少ない寺は危ない

お寺が、経済的に自立できるためには、檀家数は300軒は必要です。

檀家の数が200軒くらいのお寺の総年収は、600万~1,000万円くらいです。

200軒くらいなら、年間の葬儀も月1軒しかありません。

この収入から、本山への上納金を含めれば、寺の維持や法要など、

人件費を除いて500万から1,000万円くらいかかります。

お寺の収入は、檀家のお布施が主になります。

檀家の数が減るのに比例して法事も減るので、檀家が300を切ると、

経営的にも専業には厳しく、兼業や年金で生活するしかありません。

 

②辞める住職がいないのはお寺の維持費をかせぐために兼業しているから

小さいお寺の墓

全国の約80%のお寺は、お寺の収入だけでは食べていけません。

小さい寺なら、兼業なしで維持するのは非常に厳しいです。

兼業は、平日は教師など公務員や会社員、農業酪農をしながら住職の兼業も。

さらに、休日は大きなお寺の手伝いとして回っている住職もいます。

これでは、

都市部のお寺が、葬祭業との提携するのも理解できます。

地方では、三つの寺の掛け持ちや無住職の寺まであると言います。

多くのお寺が、年中無休で残業代もないどころか、住職として無給の人も多いのです。

兼業からの収入で、お寺の経費を払っているという住職も多いくらい。

だから、

小さい寺では、お寺の敷地内の掃除が行き届かなくても、

それは掃除の時間的余裕がないため。

檀家さんなら、話し合ってみなで定期的に掃除してはどうでしょう?

お寺のことは、住職に丸投げで、少々のお布施だけ渡しているから大丈夫

というものでもないのです。

小さい寺の住職は、副業をしないと食べていけません。

正直、お寺をやめて普通に働いた方が給料はいいのです。

 

2.「坊主丸儲け」の時代は終わりお寺への「寄付を断る」時代に

昭和時代は法事と葬式が多く、お寺は「坊主丸儲け」で儲かったそうです。

しかし、

15年ぐらい前から核家族化と檀家の親の代から子へ世代変わりして、

お寺との関係が希薄化し、収入が半減してしまったというのです。

原因は、葬儀に関する急激な時代変化です。

  • 各家庭で法事(法要)をやらなくなった。
  • 葬儀もセレモニーホール、葬儀会館なとで簡素に済ます。
  • 寺院墓地ではなく、民間の公園墓地や納骨堂が一般化した。
  •  

    3.お寺の建て替え時に檀家に高額な寄付を義務化してくる?

    お寺の改築費用は、民家とは違って数千万円~数億円と高いのが普通。

    一部の修繕費用の捻出の為に、檀家さんに寄付お願いしても、

    断られる檀家さんが多いのが現在の姿です。

    まして、数億円ともなると、檀家数が減少しているため、

    檀家あたり数十万円と高額になるのは当たり前の時代。

    しかし、よく考えてみると、

    檀家あたり100万円としても、檀家数が300軒では3億円しか集まりません。

    実は、

    お寺は、お布施をいったん寺院会計に入れ、

    せっせと基金を積み立ててこられてたのです。

    不足分を檀家数で割ったら、数十万円になっただけ。

    お寺は、檀家さんすべてお願いするしかないのですが、

    年金生活の方もいますから、自分に可能な範囲で寄付すればいいのです。

    高額な寄付を義務化してくるお寺に従えません。

     

    4.大きな寺や観光主体の寺は別格なのです

    都市部のお寺の墓

    都心の大きなお寺は富裕層の檀家が多く、お布施や寄付も高額です。

    田舎のお寺と違って経済力があります。

    檀家が3000軒というお寺がありますが、これは別格でも、

    田舎のお寺には、とうてい考えられませんね。

    また、

    西本願寺が10年計画に基づき、数百億円の予算を計上して、

    末寺や門徒に対して懇志の進納を依頼しているというニュースにもあったように、

    大きな寺の経済力は別格なのです。

    京都や奈良にも、観光主体で経済的に潤っている寺もありますが、

    京都の寺院でも、小さいお寺で一般の参拝をおこなっていないところがあります。

    檀家寺で拝観料がかからないかわりに、

    観光寺ではないので、扉が閉まっていたり柵のようなもので入れなかったりします。

    中に入ることは檀家さん以外できないので注意が必要です。

    小さいお寺は 一般家庭の隠居所で 本山があります。

    檀家の人の物で 開放する必要がないのです。

     

    5.小さいお寺でも土日は超絶忙しかったりします

    大きな寺経営の墓

    檀家さんが300軒以下の小さいお寺でも、

    法事や法要で毎週土日は埋まり忙しいのです。

    一般的に、年間の葬儀件数は檀家数の6%前後と言われています。

    檀家数が300軒なら年間18件。

    それに、

    年忌法要が年180件位で、ほとんど土日中心。

    つまり、土日祝日は、一日1件以上の法要が必ず入っています。

    小さいお寺でさえ、こうですので、

    大きなお寺では、葬式や法事以外の仕事も含めると、超絶忙しいのが当たり前なのです。

    300軒以下の経営的に厳しい小さいお寺に、

    いつまでも忙しいお努めを維持する力はありません。

     

    6.宗教法人の収入は非課税ですが不健全な会計では寺はつぶれるだけ

    お寺は宗教法人であり、その収入は非課税です。

    法律上、年収が8,000万円以下なら収支報告書も不要で、報告義務もないのです。

    8,000万円以上でも、収支報告書を県の宗教法人課に提出するだけ。

    お寺には、檀家総代がおり、普通の寺院では僧侶一人での運営はありえませんが、

    報告義務もないので、法人経費で高級外車の購入も可能です。

    しかし、

    本来のお寺の運営の趣旨は、檀家みんなで費用を出し合って、

    施設を維持管理するための非課税の扱いのはず。

    たとえ、今は大きなお寺でも、檀家数が減っているのですから、

    将来の備えを、食いつぶしているだけなのを気づくべきでしょう。

    檀家離れで、寺と僧侶が完全消滅する日は、必ず来ます。

     

    まとめ

    NHKが日本のお寺の深刻な経営状況について特集していたし、

    日本の寺院が消滅するのではないかという本も出ています。

    檀家離れで、これから廃業して行くお寺がどんどん加速度的に増え、

    日本から寺と僧侶が完全消滅する日が来ないことを祈るのみです。

    菩提寺が「金儲け主義」になっているなら、

    離檀し墓じまいすることで、『どろ舟』から抜け出せます。

     
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