お墓を守る人がいない、お墓のある場所が遠くて行けずに檀家をやめる人のための墓じまい。

檀家をやめる方法と正しい墓じまい方法を解説!!

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戒名は何のために必要なのでしょうか?

あの白洲次郎さんが、遺書に「葬式無用・戒名不要」と書かれたのは有名ですね。

三國連太郎さんも戒名は付けずに、俗名のままで送られました。

でも、本当に必要ないのか、必要ならばいつ準備するのかについて書いています。

 

1.戒名は仏の弟子になった証

戒名は宗派によって言い方が違いますが(浄土真宗系は法名、日蓮宗は法号)、

お釈尊さまが弟子に与えるしるしです。

戒名は仏の弟子になったあかし

現代では、出家した時に三宝帰依と戒律を守る誓いをした者が、

戒名が授けられ(受戒といいます)、修行者の証となりました。

従って、

戒名は生前中に授かるものです。

キリスト教のクリスチャンネームと同じ性格を持っています。

 

2.仏式でお葬式をするなら49日で戒名なしはありえない

戒名は、本来は生きている間に与えられるものですから、日本で僧侶以外の人が

死後に戒名をつける習慣になったのは、「葬式仏教」になってからです。

「死後戒名」です。

49日で戒名なしはありえない

戒名は、本来死んでからつけるものではありません。

先に書いた様に、戒名を授かるには、受戒する必要がありますが、

日本人の多くは、生前に受戒することはないですね。

人は、49日で次の転生先が決まるとされています。

だから、在家の人は、死んでから仏の道の師匠である住職から、

仏の弟子になった証の戒名をいただき、僧侶としてあの世へ送ります。

つまり、

仏式でお葬式をするならば必ず戒名が必要です。

『戒名なし』は、仏式ではありえません。

戒名がない浄土真宗でも、仏の弟子名としての「釋○○」という「法名」があります。

 

3.檀家が戒名をいただくのは日本だけの風習?

僧侶の死に戒名が用いられてきた

「葬式仏教」といえば、日本で檀家制度のあった徳川時代の特徴なので、

戒名をつけるのは日本だけの風習かと言うと、実はそうではなさそうです。

仏教発祥の地であるインドやタイ・スリランカには、戒名をつける習慣は存在しません。

しかし、

古来中国では、仏門に帰依した人に「出家名」である戒名を与え、

僧侶が死んだ場合に位牌に戒名を書いていたという習慣があったそうです。

日本に仏教が伝来した時以来、中国と同じ様に、

僧侶の死に戒名が用いられてきたという流れがあったのです。

 

4.檀家にならない霊園墓地なら戒名は要らない?

霊園墓地なら自由ですが、寺院墓地なら戒名が必ず必要な墓地の方が多いでしょう。

霊園墓地なら戒名は要らない

最近は、住職の考え方によ自由な寺院墓地もあるとは聞きますが、

お墓に入る時に、墓石刻む名は、仏さんのお弟子である戒名が必要と

考えるのが、まだまだ一般的です。

どうしても本名(俗名)を刻みたければ、お寺と関係のない墓地しかありません。

戒名無しで、「○○の墓」とか「○○ここに眠る」でもいいのですから。

しかし、

「あの世では、食事の時は戒名で呼ばれるので、戒名がないと食事を食べることができず、飢えてしまう。」

というような戒名がないとあの世で悪い扱いを受ける教義は、どの宗派にもありません。

戒名が必要な理由を正しく理解すれば大丈夫です。

 

5.戒名がないのは墓じまいを考える良い機会?

寺院墓地の場合には、納骨は出来ません。

寺院墓地の納骨

同一宗派でも他寺院で戒名をつけた場合は、納骨を断られます

例え、故人が戒名を生前から戒名はいらないと拒否していた場合でも、

俗名のまま葬儀はできません

それに、

親族関係と事前調整をしていないと、故人の兄弟姉妹の親族からクレーム

ひどい場合は絶縁と言うケースもあるので注意が必要です。

親族の目が気になるならば、それに合わせてください。

家族が安心します。

悩むよりはそのほうが良いです。

ただ、戒名があるのが常識というような風潮はなくしたほうがいいでしょうね。

もし事前調整で親族の了解を得られれば、多少の出費は覚悟が必要ですが、

代々のお墓を墓じまいするチャンスだと思います。

 

6.戒名が不要なケース

少し古いですが、2012年の読売新聞社の全国世論調査では、

自分の葬式を仏教式で行う場合、戒名が「必要ない」と答えた人は56%で、

「必要だ」の43%を上回っていました。

では、戒名が必要ないとは、実際にはどんなケースなのでしょう?

 

①仏式でのお葬式を希望しない人のケース

仏教徒でなければ、戒名も位牌も不要です。

生前より仏教への信仰が見受けられなかったのであれば、

無理につけなくても良いでしょう。

戒名よりも俗名のまま送りたいのであればそれで良いと思います。

戒名をつけることが供養ではないのですから。

 

②菩提寺と同じ宗派なら戒名変更もつける必要もないケース

故人の田舎の菩提寺の宗派と同じ宗派であれば、

ゆっくり葬儀する時間がない場合に、近くのお寺で取り合えず葬儀を

俗名で執り行います。

後日、田舎の菩提寺で正式な葬儀を執り行い、

戒名を付けてもらえばすみます。

 

③故人の希望で樹木葬をするケース

お寺さんの経営する樹木葬の墓地以外なら、戒名は不要です。

最近は増えています。

戒名を付けていないのならば、四十九日の法要も不要ですが、

身近な親族が集まって故人を偲ぶことは良いことです。

 

7.人が死んだ時戒名はいつ決められるの?

戒名は、枕経を読んだ後で、住職が遺族の希望を聞いて、

通夜までの間に考え決められます。

決められた戒名の墓

決められた戒名は、通夜及び葬儀は『白木位牌』に書かれ営まれます。

葬儀後、遺族は仏具店に出向いて『本位牌』を購入し、戒名を書いてもらいます。

四十九日満中陰の法要時には、本位牌により法要を行う流れです。

墓石または墓誌への戒名彫刻は、石屋に連絡すればやってくれますが、

お寺によって、出入りの石屋が決まっていることもあるため、

お寺に相談してください。

 

8.家族葬で戒名をつけないならお墓に納骨できない?

文字通りの家族葬(寺の僧侶、近所。友人、知人は呼ばない)でも

寺院墓地に納骨している人もいます

公営墓地、民営霊園は、戒名を付けても付けなくても納骨できます。

お墓に入るのには、現実的には戒名って絶対必要ではありません。

寺院墓地でも納骨できる

寺院墓地でも納骨できるのは、お寺が黙認していることが多いようです。

檀家が減り続けている現在、長年護寺会費をいただいている檀家ともめて

離檀されて困るからですね。

一家族を離檀すれば、その話は檀家じゅうに広まり、

多数の檀家が追随する恐れがあるのですね。

戒名をつけない一番の理由は、そのお布施の高額にあることは明白です。

経費節減上では一番の『直葬』は葬儀をあげないので、

戒名はつきませんが、一般的に霊園墓地に限られます。

菩提寺がある檀家さんが、直葬すると納骨の時にトラブルが起きやすいことも

知っておいてください。

 

9.まとめ

戒名は、仏の弟子になった証なので、

霊園墓地なら自由ですが、寺院墓地なら戒名が必ず必要な墓地の方が多いです。

家族葬で戒名をつけないなら、墓じまいを考える良い機会です。

高いお金を払って戒名をもらうより、

毎日欠かさず手元供養することの方が、より先祖供養になります。

 
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